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前立腺がん

前立腺がんのスクリーニング検査

スクリーニング検査

前立腺がんの可能性を調べる方法

PSA検査

(一次スクリーニング検査)

血液で簡単に測定できます。 基準値は0-4.0ng/ml。前立腺肥大症、前立腺炎でも異常が出る事があります。

直腸内触診

PSAが異常なくても指でがんを触ることも稀ではありません。

前立腺エコー
(超音波検査)

エコーでがんが見つかる場合もあります。前立腺の大きさ(容積)を正確に測定できます。

前立腺がんの精密検査

1.二次スクリーニング

 ①PSA(トータルPSAとフリー・トータル比)②直腸内触診③前立腺エコー検査(経直腸または経腹)④前立腺MRI

2. 確定診断(がんを確定するための検査)

 針生検(病理診断のために前立腺組織を採取):局所麻酔、日帰りで行います。当院で不可能な方は入院検査(一泊二日、原三信病院など)となります。

3. 病期診断

 確定診断でがんの組織診断が出た場合は、がんの進行度(拡がり)を確認する検査が必要となります。

 CT, 骨シンチ、MRI(生検前に受けてない方):済生会病院もしくは原三信病院などで受けていただきます。入院の必要はありせん。

4. PSA定期検査

 針生検でがんが見つからなかった方も、小さながんが見逃されている可能性があります。3-6ヶ月毎に、PSAによる定期検査が必要です。

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前立腺がんの治療 Q&A

Q:前立腺がんの治療はどうやって選んだらよいのでしょうか?

A: 前立腺がんの治療は手術療法(前立腺全摘除術)・放射線療法・ホルモン治療が三本柱です。がんの進行度・悪性度、患者さんの年令・併存疾患、ならびに治療によるメリット・デメリットなどを参考にしてご本人に選択していただきます。また、PSA監視療法という新しい考え方もあります。

Q: 手術を受けたいのですが・・・

A: 開腹手術は共同指導病院の原三信病院で院長が行います。神経温存手術の適応がある方はご希望に沿って施行いたします。その他の病院での手術がご希望の方にはご希望の病院にご紹介いたします。

ロボット支援内視鏡手術(ダビンチ手術)は九州大学病院、九州医療センター、福岡大学病院、古賀病院21、佐賀大学病院をご紹介しております。

Q: 放射線治療を希望したいのですが・・・。

A: 放射線治療は放射線治療医と協力し、大学病院・国立病院などで受けていただき、その後は当クリニックに通院、経過観察となります。

 重粒子線治療:九州国際重粒子線がん治療センター(鳥栖)

 外照射(IMRTなど):原三信病院、九州大学病院、福岡大学病院、九州がんセンター、九州中央病院、九州医療センター、古賀病院21

 小線源治療:原三信病院、浜の町病院、九州大学病院

Q: ホルモン治療はどうしたらいいでしょうか?

A: クリニックにて通院で行います。1-3ヶ月毎の通院です。

Q: 抗がん剤の治療が必要なときは

A: 外来化学療法室を備えた病院で受けていただきます。原三信病院、九州医療センター、九州がんセンターなど。


通院治療・定期検査

がんの手術・放射線治療後も定期的な、通院が必要です。前立腺がんは、他のがんよりも時間をかけて再発する事が多いので、10年間を目標に、主にPSAを用いて経過観察を行います。

ホルモン治療中の方は、1〜3ヶ月毎に通院していただきます。

この他にも何か気になることがございましたら、気軽にお尋ねください。

院長 鷺山和幸より一言

30年以上の前立腺がん治療経験をもとに、前立腺がんの早期発見、患者さんに最も適切な治療を念頭に置き、診療に当たっております。手術・放射線療法・ホルモン治療を三本柱に前立腺がんのトータルケアを提供します。

セカンドオピニオンも受付けています。

必要な方はお手数ですが必ず電話で予約をお願いします。

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