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腎がん

腎臓がんは腎実質のネフロンから発生します。腎盂にがんが発生することもありますが(腎盂がん)、これは尿路上皮から発生するもので、尿路上皮がんとして取り扱われ、一般でいう腎臓がんとは異なります。腎実質に発生するがんには、成人に発生する腎細胞がんと小児に発生するウィルムス腫瘍があります。さらにまれな腫瘍として肉腫があります。


腎がんの原因

腎臓がんの原因は、そのほとんどが解明されていないというのが現状ですが、危険性があるものとして、喫煙、高脂肪食、肥満、高血圧、家族歴、一部の発がん物質や薬、などが考えられています。


腎がんの症状

ほとんどの場合無症状で50%以上は、健診や他の病気の検査中に偶然超音波検査やCTで発見されます。腰背部痛、腰背部のしこり、血尿がみられることがあります。

腎がんの検査

・尿検査・血液検査は基本的な検査です。

・腎臓局所および周囲の画像診断として超音波・CT・MRI検査で行います。

・転移の有無は胸部X線・全身CT・骨シンチ・PETなどで検討します。

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腎がんの治療

手術療法
腎摘除術が基本ですが、がんが小さなものでは腎部分切除が選択されることもあります。


薬物療法
転移が見つかった場合に行われます。免疫療法剤のインターフェロン、インターロイキンあるいは分子標的薬のスニチニブなどが使用されます。


術後の経過観察
画像診断(主にCT)や血液検査による注意深い定期観察が必要です。(3〜6か月ごと)。
また、禁煙、肥満の解消など生活習慣の見直しが必要です。



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