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膀胱がん

膀胱がんは男性に多く、年齢は70歳代がもっとも多いといわれています。 また、喫煙者に多く、特殊なものとしては、染料や化学物質を扱う職業性膀胱腫瘍があります。 これらはアニリン、ベンジン、ナフチルアミンなどの化学物質に慢性暴露によって発生します。

膀胱がんの原因

膀胱がんの確立されたリスク要因は喫煙であり、男性の50%以上、女性の約30%の膀胱がんは、喫煙のために発生するとの試算があります。

また、職業性曝露(ばくろ)による、ナフチルアミン、ベンジジン、アミノビフェニルも確立したリスク要因とされています。発展途上国では、ビルハルツ住血吸虫症がリスク要因である可能性が高いとされています。その他、リスク要因の候補として、フェナセチン含有鎮痛剤、シクロフォスファミド、コーヒー、塩素消毒した飲料水が挙げられていますが、疫学研究では一致した結果は得られていません。

膀胱がんの検査

肉眼的血尿があった場合、膀胱がんを疑い、尿細胞診検査、腹部超音波検査(エコー)、膀胱鏡検査などを行います。

異常の起きている箇所を確定したり、臨床病期(がんの進行状態、広がり具合)などを総合的に判断するためには、排泄性腎盂造影、膀胱粘膜生検、CT、MRIなどの検査を行います。乳頭状の腫瘍で茎を伴い尿細胞診が陰性の表在性膀胱がんは悪性度が低く、筋肉に浸潤するような膀胱がんは極めて少ないので、これらの検査を省略することがほとんどです。

 浸潤性膀胱がんと診断された場合、ほかの臓器への転移を調べるため、胸部X線、CT、 MRI、骨シンチグラフィなどの検査を行います。

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膀胱がんの治療

膀胱がんの治療は癌の根の深さ(深達度)、顔つき(細胞学的異型度)などを参考にして決められます。根が浅い場合は内視鏡的にがんを削り取る経尿道的膀胱腫瘍切除(TUR-Bt)が行われます。膀胱がんは再発が多いため、再発予防の目的で、治療後に膀胱内に抗がん剤を注入する場合もあります。 根が深い場合は、まず内視鏡的に一部だけとり、がんの性質を調べた上で、どのような治療が適切か検討することになります。

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